他社サービスとの違い

アマゾンマーケットプレイスについて前項で概要を述べたわけですが、しかし待てよ、そうすると楽天市場とは何がどう違うのだろうか?と疑問に思った人もいるでしょう。概要だけ聞けばマーケットプレイスの方式は楽天市場で利用されている方式と同じような気がしますよね?
この点については、基本的な仕組みというのは実は全く同じなのです。しかし、アマゾンは、もともとは自社で在庫を持って、顧客から注文を受け、全てを自社在庫で処理していたのです。それが2000年に入ってからこのマーケットプレイス方式を追加して採用したということなのです。これこそ楽天市場とアマゾンの最大の違いということになります。
楽天市場はもともと自社では在庫を持たないマーケットプレイス方式だけでの展開をしています。アマゾンは自社在庫を持って商品を販売するのと平行して、マーケットプレイス方式も展開させているわけです。
誰でも出品ができるのがアマゾンマーケットプレイスです。アマゾンマーケットプレイスにおいては大きく2つの売り手のタイプに分けることができます。それは小口出品と大口出品です。前者は基本的に個人での販売を前提とした形態です。そのため機能が一部制約されているのですが、販売手数料が低く抑えられているというメリットがあります。後者は事業的な販売を前提とした形態です。全ての機能が利用できますが、登録すると月会費が発生します。ここは大きな分かれ道ですね。